ウォーター・ニュートラリティー

新手のバズワードなのかもしれないが、「ウォーター・ニュートラリティー」という考え方が飲料水メーカーの間で広がりつつある。

コカコーラのサイトでは、「製品と同じ量の水を自然に還元する事」を目標にすると記載している。飲料メーカーの工場内では、浄水(濾過)、混合(味付け)、パッケージング、殺菌、出荷という工程の作業があるのですが、衛生を保つために相当量の水を使用します。これを減らすために、パッケージ洗浄の行程で節水したり、使った水をリサイクルする仕組みが必要になる。

メーカーにとってチャンス
超音波洗浄、紫外線洗浄、X線洗浄、濾過機等の技術力を有する企業にとってみれば、製品導入の新しいビジネスチャンスがある。

見える化の仕組み構築チャンス
一方で、こうした企業努力を「見える化」し、消費者が商品を選択する基準にする必要性も出てくるだろう。カーボンフットプリントとほぼ同じ仕組みだ。ここにも新しいビジネスチャンスがある。コンサルティングのニーズも付随して出てくるだろう。

新たな利権が生まれる
このことを良く考えると、確かに、飲料水メーカーは水源を保護する必要がある。しかし、これまではほとんど意識されていなかった。自社の工場の水源が正確には分からないというメーカーも未だに相当ある。しかも、水源は市町村の区切りとは関係なく広がっていて、水源があるのに工場が立地していない自治体や住民は、かなり極論ではあるが、ある意味で搾取されているという実態もある。

こうした住民間のアンバランスも是正対象になっていくだろう。地下水は誰のものなのかという議論も生まれることになるだろう。当然、企業としても、誰にも文句を言われないような管理をしておく必要がある。たとえば、水源に関わる土地の所有権やこれから新たに生まれるであろう水利権を保有しておくことだ。

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