ビジネスモデルを考える3 ~未来を造る人になる#17~

こんにちは、JOSUIの中村です。
新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第17回目です。

今回は、「#17ビジネスモデルを考える3」というテーマで書きました。

前回は、「#16ビジネスモデルを考える2」というテーマで書きました。前回のエントリーは こちら

メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。

<正しい準備とは?>
前回のメールでは、ビジネスモデルを変えるには正しい準備が必要であると書きました。

競争のルールが変わったことに気づき、対応する正しい準備をする必要があるわけですが、正しい準備であるためにはどういうことが必要でしょうか?

JOSUIでは、正しい準備には、次の要件が重要であると考えています。

①複数シナリオを用意し、どれにも対応できること
②変化後の顧客価値を捉えたビジネスモデルになっていること
③技術開発を伴う場合には知財を取得していること

①複数シナリオを用意し、どれにも対応できること
ビジネスモデルを変える必要があるのは、環境変化がある時です。環境変化に気づくには、前回書いたように風通しの良い組織が必要なのですが、それだけではありません。

シナリオ・プランニングを行っておく必要があります。シナリオ・プランニングについては、詳しくは後日説明したいと思います。

シナリオ・プランニングの方法
―将来起こりうる変化の洗い出し
―変化のインパクト評価・解釈
―変化が起こった場合のプランの明確化
―プラン実施のための準備

企業経営はギャンブルではありません。
ギャンブルは勝ち馬を予想してそれに賭けるものです。ギャンブルにポートフォリオの考え方を導入しても長期的にみて必ず負けます。親の取り分があるからです。

シナリオにどういうものがあるかといえば、例えば、自動車の次世代の主流が電気になるのか(EV)、燃料電池になるのか(FCV)、ハイブリッド(HV)であり続けるのかというものです。

②変化後の顧客価値を捉えたビジネスモデルとなっていること
シナリオが起こった場合に顧客価値は変わります。上の事例で言えば、ガソリン車はもういらなくなるため、ユーザーはガソリン車を買わなくなります。

自動車会社にとっても、ガソリンスタンドにとっても、石油精製や輸送に関わる商社にとっても経営環境が根本から変わることになります。

しかし、EVシナリオとなった場合、ユーザーは電気で走る自動車は買うわけです。そのため、自動車を買うユーザーを想定した場合、電気で走る自動車という顧客価値を満足させなければなりません。

もちろん、エンジンで走る自動車メーカーが電気で走る自動車メーカーであり続けられるかと言えば、話はそう簡単ではなく、もっとシナリオを詳細化しなければなりませんが・・・。

③技術開発を伴う場合は知財を取得していること
プランに技術開発を伴う場合には、特許を取得していなければ意味がありません。
新しいビジネス、ビジネスモデルの参入障壁を作るためです。

どんなビジネスなのかによりますが、知財によるビジネス保護に関して言えば、以下のような観点で強化する必要があります。

・実施形態の保護による参入障壁の形成(レベル1)
・競合の実施しそうな技術(例えば、自社が開発を断念した方式)での知財取得(レベル2)
・ユーザーが使いそうな知財の取得(レベル3)
・サプライヤーに提供する知財の取得(レベル4)
・製品進化を意識した知財の取得(レベル5)

知財取得の方法、これについては、別の機会に述べたいと思います。

<目指すはダントツビジネスモデル>
ビジネスモデルを変化させなければならない時、それは既存の業界慣行に縛られなくて済むということですから、ある意味では大きなチャンスです。

やり方によっては利益率を大きく改善することが出来ます。

私が、仮に、経営者であれば、ダントツ(高収益)なビジネスモデルをつくって、儲かるようにしたいと思っています。

では、ダントツにするためにはどうすればいいのでしょうか?

次回、ダントツビジネスの事例についていくらか事例を挙げたいと思います。

次回、そのことを説明したいと思います。

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