ゲンバのことがワカラナイ ~未来を造る人になる#35~

こんにちは、JOSUIの中村です。

新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第35回です。

今回は、「ゲンバのことがワカラナイ」というテーマで書きました。

前回のエントリーは こちら

メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。

ゲンバのことがワカラナイ

最近私が実施するセミナーでは、革新的なテーマ創出・アイデア創出がテーマになることが多いです。

なぜなら、小粒の開発テーマしか出てこないという悩みを抱えている企業が多いからなのですが、その理由は何でしょうか?

誤解を恐れずに率直に言えば、経営者が、アイデア創出からテーマ化までの一連の流れを理解していないからです。

どういうことでしょうか?

経営者はアイデア創出をさせる立場にあります。

アイデア創出をするのは、若手や中堅などゲンバの事業開発者たちです。

小粒の研究開発テーマしか生れないために、経営者は事業開発者を教育したり、コンテストを開いて発表させたりするわけですが、様々な施策が空回りすることが多いのです。

空回りの原因は、アイデア創出からテーマ化までの一連のプロセスの理解不足にあるのです。

成功体験の不足

原因(遠因)の一つは、経営者の成功体験の不足にあります。

現在の経営者は、事業を成功させてきた人で、立派な経歴を持っている人が多いと思います。しかし、革新的な研究開発テーマを考案したことがある人でしょうか?

あるいは、革新的なテーマを考案させるマネジメントの立場だったでしょうか?

答えは、おそらくNOでしょう。

技術イノベーション自体が、製品としての付加価値向上に結びついた時代には、技術ロードマップに沿って研究開発を進めるのが良しとされてきました。

しかし、最近では、技術ロードマップに沿って開発しても、それが製品の付加価値向上には結びつかない時代なのです。

そういう意味で、経営者が持っている成功体験は、現在には通じないことが多くなっており、理解不足を招いている状態なのです。

改善は正しい理解から

改善するにはどうしたら良いでしょうか?

アイデア創出からテーマ化までの流れを正しく理解することからはじめなければなりません。

どうすれば正しく理解できるでしょうか?

JOSUIでは、理解(評価)するためのフレームワークを用意しています。

・自由度
・教育
・予算
・業務量と雰囲気
・成功体験

等の項目からなります。

足りないのはアイデア

私が主催するセミナーに参加していただいた方々に、所属する会社で開発マネジメント法を導入しているかどうかをお聞きしたところ、約7割の企業では導入されています。

ステージゲート法等の開発マネジメント方法の導入は比較的容易です。プロセスが公知になっているからです。

しかし、ステージゲート法は多産多死を前提としたシステムで、インプットとなるアイデアが多くなければ機能しません(すぐにアイデアが枯渇します)。

アイデアの創出プロセスを十分に理解し、インプットの増大、結果を刈り取ることにつなげてほしいと思います。

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