目次
プロフィール
最少の投資で最大の効果を上げる研究開発の仕組みづくりを支援する高収益技術経営のコンサルタント。
弁理士でありながら弁理士の独占業務(※)に甘んじず、知財を生かした高収益技術経営で経営者を支援する数少ない専門家。
※弁理士には特許出願の代理業務の独占ができます。
成熟ものづくり企業の新商品・新事業創出法「キラー技術開発法」で数十社のクライアントを支援し実績を上げている。 中には、ほとんど手間がかけずに、粗利90%以上の事業と優良な知財を両立させるクライアントも輩出するなど、効果的なR&Dを実現するノウハウには定評がある。
3つの仕組み
①潜在ニーズを先取りする技術マーケティングの仕組み
②研究開発テーマ創出・知財形成の仕組み
③持続的成長を保証する技術戦略の仕組み
を連携させて最少の投資で最大の効果を上げる研究開発の仕組みづくりが強み。
NEC、ガートナージャパンを経てベンチャー企業を設立。粗利9割の高収益ビジネスを実現したものの、その事業が模倣されたことをきっかけに弁理士に。
現在では技術と知財の専門家として数多くの企業経営者を支援している。
- 専門は高収益技術経営
- 弁理士
- 北海道大学卒業、東京大学大学院修了
著書
メディア掲載履歴
日経テクノロジーのコラム「知財で築く真田丸」完了(〜17年1月)
日経テクノロジーのコラム「知財で築く真田丸2」完了(〜19年3月)
日経クロステック「高収益技術経営」(19年4月~連載中)
2017年以降分のみをお示ししております。
日刊工業新聞社 | 技術企業のための、 会社を引っ張る人材の課題設定術 | 2017年2月 |
企業研究会 | 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のためのコア技術の 創出を実施し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2017年3月 |
企業研究会 | コア技術を活かしたテーマ創出と 知財視点でのテーマ強化法 ~自社独自技術経営モデルに基づきテーマ創出を実行する~ | 2017年3月 |
日刊工業新聞社・大阪 | たった3カ月で 技術開発テーマを創出し、 「超」強力な開発体制にする手法 〜技術コアに、知財をテコに、ロードマップを共通言語に、新規事業を創出する手法〜 | 2017年3月 |
日刊工業新聞社 | 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のためのコア技術の 創出を実施し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2017年4月 |
情報機構 | コア技術を活かしたテーマ創出と 知財視点でのテーマ強化法 〜自社独自技術経営モデルに基づきテーマ創出を実行する〜 | 2017年5月 |
企業研究会 | コア技術を活かしたテーマ創出と 知財視点でのテーマ強化法 〜自社独自技術経営モデルに基づきテーマ創出を実行する〜 | 2017年7月 |
企業研究会 | 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のための コア技術を創出し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2017年7月 |
ロードマップ | 高収益な商品化・事業化を見据えた 技術ロードマップ策定法 〜営業・研究開発・製造の連係を強固にするために〜 | 2017年7月 |
企業研究会 | 高収益な商品化・事業化を見据えた 技術ロードマップ策定法 〜営業・研究開発・製造の連係を強固にするために〜 | 2017年8月 |
技術経営の組織・人材開発 | 高収益を実現するテーマを創出する人と組織を作り続けるための 技術経営の組織と人材開発 〜技術経営リーダーシップ、技術経営コーチング、改善活動のフォーマット〜 | 2017年8月 |
公設試向け | 公設試験等知的財産担当者向け研修会 研究開発テーマと知財を同時に創出する ワークショップ | 2017年9月 |
日刊工業新聞社 | 粗利40%以上を目指す技術企業のための 技術企業の組織・人材開発 ~自主性を可視化し、自主性を高める方法論~ | 2017年10月 |
日経BP技術者塾 | 研究開発者の「知財武装」「ビジネス武装」 自主的にコア技術ベーステーマを量産し、知財で強化する意識、スキル、習慣を身に付ける | 2017年10月 |
日刊工業新聞社 | 【研究企画部門ご担当、研究開発部門幹部、知財部門幹部向け】 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のための コア技術を創出し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2017年10月 |
企業研究会 | 「技術の目利き」が コア技術ベースのテーマ創出と 知財開発を両立する 技術経営モデルの構築手順 | 2017年11月 |
知財開発 | 知財が研究開発の源流に入る! 知財開発の導入と定着のすすめ方 〜コア技術ベースで新規テーマを出し、価値の高い知財を量産する〜 | 2017年11月 |
関西金属機械学会 | 関西電気機器・関西金属機器合同部会 | 2017年12月 |
企業研究会 | 粗利40%以上を目指す技術企業のための 技術企業の組織・人材開発 ~自主性を可視化し、自主性を高める方法論~ | 2018年2月 |
日刊工業新聞社 | 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のための コア技術を創出し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2018年3月 |
企業研究会 | 知財が研究開発の源流に入る! 知財開発の導入と定着のすすめ方 〜コア技術ベースで新規テーマを出し、価値の高い知財を量産する〜 | 2018年3月 |
企業研究会 | 「技術の目利き」を集団的に育成し、 事業強化・新規事業のための コア技術を創出し続ける 技術経営モデルの構築手順 | 2018年4月 |
日刊工業新聞社 | 粗利40%以上を目指す技術企業のための 技術企業の組織・人材開発 ~自主性を可視化し、自主性を高める方法論~ | 2018年4月 |
企業研究会 | コア技術ベースのテーマ創出が自主的に行われている組織になるための 技術企業の組織・人材開発 ~自主性を可視化し、自主性を高める方法論~ | 2018年6月 |
知財開発 | 知財が研究開発の源流に入る! 知財開発の導入と定着のすすめ方 〜コア技術ベースで新規テーマを出し、価値の高い知財を量産する〜 | 2018年7月 |
企業研究会 | 好評につき12回目!Rテーマ創出と知財開発を両立する自律組織の設計法! 「技術の目利き」がコア技術ベースのテーマ創出と知財開発を両立する 技術経営モデルの構築手順 | 2018年9月 |
企業研究会 | コア技術ベースのテーマ創出が自主的に行われている組織になるための 『技術経営』の組織開発と人材開発 | 2018年10月 |
企業研究会 | 知財が研究開発の源流に入る! 知財開発の導入と定着のすすめ方 〜コア技術ベースで新規テーマを出し、価値の高い知財を量産する〜 | 2018年11月 |
経済産業省・ベンチャー事業承継 | 承継する事業をもっと儲かるようにするために、 知財はどう役に立つのか? | 2018年11月 |
企業研究会 | 「技術の目利き」がコア技術ベースの テーマ創出と知財開発を両立する 技術経営モデルの構築手順 | 2018年12月 |
企業研究会 | R&D部門が自律的内部成長を保証するための R&D部門の組織開発と人材育成・評価 | 2019年1月 |
企業研究会 | 質の高い知財を次々生み出す知財開発の仕組み | 2019年3月 |
日刊工業新聞社 | 継続的にテーマ・知財を創出し高収益につなげる 技術経営モデルの作り方と 技術経営人材の育成法 | 2019年3月 |
企業研究会 | 知財が研究開発の源流に入る! 質の高い知財を次々生みだす 知財開発の仕組み 〜コア技術ベースで新規テーマを出し、価値の高い知財を量産する〜 | 2019年3月 |
日刊工業新聞社 | 継続的に新規開発テーマ・知財を創出し高収益につなげる 儲かる研究開発のやり方・進め方 (人材育成~組織づくりまで) | 2019年5月 |
企業研究会 | 未来予想・知財情報を活用した 技術戦略策定実践講座 ~ 「技術の目利き」による技術戦略策定 ~ | 2019年7月 |
企業研究会 | 技術を核にした企業のための 技術マーケティング実践講座 ~ 自社の事業創出力を向上させる ~ | 2019年8月 |
知財企画 | 知財企画・知財戦略チームの力を上げ、研究開発戦略を実践する! 知財企画強化・リエゾン強化 実践講座 〜知財力が低いのではない、技術力が低いのだ〜 | 2019年9月 |
企業研究会 | 未来予想・知財情報を活用した 技術戦略策定実践講座 〜 「技術の目利き」による技術戦略策定 〜 | 2019年11月 |
日刊工業新聞社サポイン | 『これなら最少投資で最大効果が上がる』と経営 者が納得する技術戦略と知財戦略 | 2019年11月 |
企業研究会 | 知財企画・知財戦略チームの力を上げ、研究開発戦略を実践する! IPランドスケープの実践 〜利用部門のかゆい所に手が届く知財サービスのフォーマット〜 | 2019年12月 |
企業研究会 | 新規事業の卵はあるが、「なかなかニワトリになってくれない」研究開発部門のための テーマの事業化実践講座 (技術マーケッター養成講座) | 2020年1月 |
企業研究会 | 従来型のメーカー経営をソリューション型・提案型にするための 技術マーケ・一点突破型のR&Dの仕組み | 2020年5月 |
化学日報 | 技術マーケティングで新規テーマを創出し 知財戦略につなげる研究開発マネジメント | 2020年5月 |
企業研究会 | R&Dで実戦する技術マーケティング業務 | 2020年6月 |
日刊工業新聞社 | 技術の目利きを継続的に育成し持続的内部成長を実現するための 研究開発テーマの創出・評価の仕組み実践方法・進め方 〜コア技術創出による新事業創出につながるテーマ創出法〜 | 2020年6月 |
R&Dマネジメントセンタ | 研究開発部門に有用な技術戦略を立てさせる 知財部門のコンサル化・戦略部門化の実践方法・進め方 〜経営者・研究開発部門から頼りにされる知財部門の創造〜 | 2020年7月 |
企業研究会 | 10年間新商品ゼロだった会社が、なぜ2年で粗利9000万の商品開発に成功したのか? 技術マーケティングとテーマ創出を連動させ技術・知財戦略につなげる5つの打ち手 研究開発マネジメントの全体像2020 | 2020年8月 |
化学日報 | 10年間新商品ゼロだった会社が、なぜ2年で 粗利9000万の商品開発に成功したのか? 技術マーケティングと新規テーマ創出を連動させ 技術戦略・知財戦略につなげる研究開発マネジメント | 2020年8月 |
日刊工業新聞社 | 次世代コア技術で新規事業を育成する! 技術の棚卸・コア技術の抽出と技術戦略の進め方 ~技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化方法~ | 2020年8月 |
情報機構 | 10年間新商品ゼロだった会社が、なぜ2年で 粗利9000万の商品開発に成功したのか? 技術マーケティングと新規テーマ創出を連動させ 技術戦略・知財戦略につなげる研究開発マネジメント | 2020年9月 |
日刊工業新聞社 | 技術の目利きを継続的に育成し持続的内部成長を実現するための 研究開発テーマの創出・評価の仕組み実践方法・進め方 〜コア技術創出による新事業創出につながるテーマ創出法〜 | 2020年9月 |
株式会社如水 | 次世代コア技術で新規事業を育成する! 技術の棚卸・コア技術の抽出と技術戦略の進め方 ~技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化方法~ | 2020年10月 |
株式会社如水 | やさしい技術の棚卸し、コア技術の抽出と 技術戦略・IPランドスケープの進め方 〜技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化〜 | 2020年12月 |
日刊工業新聞社 | 次世代コア技術で新規事業を育成する! 技術の棚卸・コア技術の抽出と技術戦略の進め方 ~技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化方法~ | 2020年12月 |
日刊工業新聞社・コア技術 | 技術の目利きを継続的に育成し持続的内部成長を実現するための 研究開発テーマの創出・評価の仕組み実践方法・進め方 〜コア技術創出による新事業創出につながるテーマ創出法〜 | 2020年12月 |
化学日報 | やさしい技術の棚卸し、コア技術の抽出と 技術戦略・IPランドスケープの進め方 〜技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化〜 | 2021年1月 |
R&D支援センター | やさしい技術の棚卸し、コア技術の抽出と 技術戦略・IPランドスケープの進め方 〜技術プラットフォームの形成による技術基盤・事業基盤の整理・強化〜 | 2021年2月 |
マンガで分かる株式会社如水(大企業編)
大企業の研究開発部門向けのサービス内容を、わかりやすく漫画で説明しています。
株式会社如水を始めたきっかけ
「こういうやり方は意味ないんじゃないんですか?」
クライアントの開発会議で、社長と10人の技術者たちを前にして、私がこう爆弾発言したことがきっかけで、株式会社如水をはじめました。
当時の私は駆け出しの弁理士でしたが、元・技術者ではなく、元・経営者の弁理士でした。
当時(その自覚はありませんでしたが)、経営者として儲かる事業を作った経験もあることから、儲かるための方法についてある程度の経験値がありました。
クライアントの開発会議での私の役割は、開発案件をいかにして知財にするか、というものでした。知財的助言をするため、会議に出ていたのです。知財が取れる、取れないだけ言えば役割は果たせました。
しかし、その役割設定にも、会議のやり方にも、私は違和感を感じていました。
というのは、開発会議で検討する開発案件は顧客の要望に対応した微修正案件ばかりだったからです。
顧客要望に対応して既存技術を微修正すると、知財は取れることが多いです。
しかし、決して儲かることにはならない。元・経営者として、そうした直感が働いていたからです。
顧客要望に対応して既存技術を微修正する、そういう案件ばかりやる開発会議。その場で「こういうやり方は意味はないんじゃないですか?」と言ったのは、爆弾発言でした。一瞬、場が凍ったのを覚えています(笑)。
その後、儲かるためにはどういうやり方が良いのかを、当時の私の言葉で説明しました。今になって振り返ると、高収益企業の経営者としての経験と知財の専門知識がなければ、このことは出来なかったな、と思います。
※スティーブ・ジョブズの言う「Connecting the dots」を実感しました。
会議終了後、クライアントの社長に「今後、研究開発テーマの立案をリードしてほしい」と依頼され、クライアント企業での研究開発テーマの立案をリードする役をお引き受けすることになりました。
弁理士からコンサルタントに脱皮した瞬間でした。
ただ、この時はまだ、リードするためのノウハウは不十分で、様々な困難に直面しました。というのは、経営者としての直感が十分に言語化されていないからです。まずは考え方を技術者に分かってもらうために言語化をしなければならない。そこからがスタートでした。
実務的な困難に直面しながらも、関係者の理解もあって、なんとかリードしきれた時には半年が経過していました。そして、その後、私のリードによって生まれたテーマが新規事業として立ち上がり、クライアントの収益の柱になったのです。
この時、現在の主張である「最少の投資で最大の効果を上げる研究開発の仕組み」「非公知の潜在課題をサイテキ技術で解決し、排他的知財を取る」の枠組ができました。
そして、このノウハウを展開していきたいと思い、株式会社如水を設立しました。
現在では、クライアントの社長には、「儲かるように社員と仕組みを変えてもらえるコンサルタント」として認知してもらっていると思います。
コンサルティング・講演等の実績
コンサルティング
当社は守秘義務を重要なものと考えています。
技術やノウハウは当然のことですが、クライアント名や人名など、それを類推させるものも、守秘義務の対象と考えています。
このページでは、守秘義務に抵触しない範囲であることはもちろん、クライアント社名や人名などは、許可を頂いたもののみを掲載しております。
年商数兆円 電気 技術の棚卸し、新規事業開発テーマの創出
年商数兆円 輸送機械 技術の棚卸し、新規事業開発テーマの創出
年商数兆円 材料 技術の棚卸し、新規事業開発テーマ創出、技術マーケティング体制構築
年商数兆円 運輸 技術の棚卸し、新規事業開発テーマの創出
年商数兆円 化学 研究開発マネジメント・技術マーケティング体制構築
年商数千億円 食品 技術戦略の策定
年商数百億円 技術商社 新規事業開発
年商数百億円 通信 新規事業開発
年商数十億円 産業機械 新規事業開発・知財体制構築
年商数十億円 機械 新規事業開発・知財体制構築
年商数十億円 エンジニアリング 新規事業開発・知財体制構築
その他多数、こちらもご覧ください。
以下は、クライアント企業の一例です。
以下では、考え方をご紹介しています。ご興味があればご覧ください。
講演履歴
講演・セミナー
日本経済新聞社主催、日経BP主催、日刊工業新聞社主催、企業研究会主催、情報機構主催でセミナーをしております。情報をご覧ください。
公的な機関では、経済産業省、中小企業庁、知財協、京都市産業技術研究所主催のセミナーを実施しております。
考え方
楽しい仕事をするために高収益は必須
まず、私の価値観ですが、楽しい仕事をしたいと思っています。そして、楽しい仕事をするためには高収益は必須と考えています。
私は大学卒業後にいわゆる大手企業のサラリーマンでした。毎日毎日会社に出勤して働くのが当たり前の生活を過ごしていました。不思議な事に、毎日通勤・勤務していると精神がそれに慣れていき、「当たり前」だと思うようになります。
その後、ベンチャー企業を設立自分が楽しいと思うことを仕事にするようになりました。その時、以前「当たり前」だと思っていた大企業での通勤が苦痛であり、楽しい仕事をしていなかったことに気付かされました。
していて楽しい仕事をする。
共感できるビジョンに向かう。
行きたいところに好きなときに行く。
会いたい人に会いたい時に会う。
こんな状態ができれば素敵だと思います。私自身は楽しい仕事をしたい。そして、限られた時間を活かして、自分の興味や関心のあることをして、「あー、楽しかった」と思って死にたい。
楽しい仕事をすることは、裏を返せば経済的・時間的に自由であることです。経済的・時間的自由とは、すなわち、会社が高収益な状態のことなのです。
高収益を実現する仕組みを作って実践する
私は経営学という学問が好きです。そして高収益企業の事例を研究するのも好きなのですが、高収益企業ほど、高収益を実現する仕組みを持っています。
高収益が理論的に説明できることは言うまでもありませんが、理論を仕組みに具体化し、実践するのにはノウハウが必要です。日夜経営者がこの仕組み化や実践に取り組んでいるものの、様々な理由で実践されないことが多いようです。
この様々な理由の最大のものが、「顧客要望への対応で忙しい」という理由です。極端な言い方ですが、誤解を恐れずに言えば、「顧客要望への対応」という理由付けは経営者を蝕む害悪であると考えています。顧客要望に対応しつづければ、間違いなく低収益になります。その理由は言うまでもないことですが、商品の独自性がなくなるからです。
顧客要望への対応を理由に仕組み化を怠るのは、例えて言えばこんなことです。
ダイエットが必要な人が、「お腹が空いた」という理由で
目の前にあるチョコレートを食べてしまうようなもの。
チョコを食べればお腹は満たされますが、ダイエットは頓挫します。ダイエットを怠れば人間不健康になるように、企業では仕組み化を怠れば必ず低収益になるのです。経営者は甘えてはいけません。どんな理由があるにせよ、高収益の理論を仕組みにし実践する必要があるのです。
参考コラム
権力と言葉だけでは部下の信用は得られない _ 日経 xTECH(クロステック)
経営者の仕事は、続けられる仕組みを作ること
「結果にコミットする」で有名なライザップが成功したのは、コーチの働きかけがあって食事や筋トレなど「こうすれば痩せる」という理論を実践する仕組みがあるからです。このように理論と仕組みがセットになると結果がでます。高収益な技術経営においても同様です。理論と仕組みがあります。
しかし、ダイエットで多くの人が失敗するように、理論を知っても実践する仕組みにする企業は少ないのです。そこに高収益を実現できる経営者とその他大勢との違いがあります。私は、経営者の仕事は仕組みづくりにこだわることだと思っています。
顧客要望対応に経営者が奔走すれば、
現場は確実に仕組みづくりには目を向けません。
私はものづくり企業を経営している訳ではありませんが、私なら絶対に仕組みづくりをします。そして、経営者には仕組みづくりに目を向けて欲しいと思っています。
参考コラム
日和見主義の社長のもとでは、技術戦略は画餅に終わる _ 日経 xTECH
心を鍛える
知った上で実践しないのは、単なる怠慢だと思います。しかし、経営者とはいえ人間、結局人間は弱いものです。弱さを認めつつ、克服する努力をする姿勢にこそ、人間の美しさがあると思います。中でも経営者は、自分の心を鍛える事が必要であることは言うまでもありません。それは私自身も同様です。
私自身が新しいことに取り組む上で、よく口ずさむ言葉があります。中村天風の言葉です。
新しき計画の成就は只不屈不撓(ふとう)の一心にあり。
さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に。
この言葉は、私だけでなく、多くの経営者の心に力を与える良い言葉だと感じています。経験から、重要なのは理論や仕組みだけではありません。私は、心を強くして高収益を目指していきたい。上記の通り、私は非常に偏った見解の持ち主かも知れませんが、楽しい仕事をすること、そのために高収益化を図ることにご賛同いただける経営者の方には喜んでご支援差し上げたいと思っています。
番外編の自己紹介
日本酒好きが高じて、日本酒の研究開発をしています。酒蔵の高収益化に取り組みたいと思っています。
梵、出羽桜・桜花や獺祭などのフルーティで淡麗なお酒が好きでしたが(今も好きです)、最近は月桂冠の上撰など吟醸香は控えめなものの味わいのある銘柄を好んで飲んでいます。飲みなれるほどそういう銘柄が好きになってきます。
【酒蔵の高収益化・持論】
酒蔵の高収益化のためには、価格主導権を取り返すことが必要です。
中小酒蔵が生き残るためには、ターゲットの飲用シーンに相応しい酒質の設計、販売の設計が必要と考えています。
・再現性の高いつくりのノウハウ化・品質管理
・冬季以外も醸造できる設備、つくり
・一升瓶が3千円で売れるマーケティング+商品開発
・一点勝負のブランディング
・優良な酒販店への営業