創造的研究所であるための条件と研究開発マネージャーに必須の “自発型研究者”育成コーチング
開催主旨
本来、中長期テーマを担うべき研究所で短期テーマばかりに追われてはいないでしょうか?過去十数年にわたって多くの日本企業が短期テーマにばかり追われる状態が続いてきました。その影響から、多くの会社で「テーマ不全症候群」とも言うべき状態が続いています。
その一因は、テーマを自発的に出せない環境のまま若手の時期を過ごしたマネジメント層が、若手や中堅のテーマ創出をうまく支援できないことです。自分がやったことがないことを「させる側」に立っても、うまくさせられないのです。そのため、現在の研究開発部門のマネジメント層には、「自分がしたことがないことでもうまくやらせる」スキルが求められています。
本セミナーは、コーチングのプロフェッショナルと研究開発マネジメントの専門家により、研究開発部門のマネージャー層に向けて最適化した内容になっています。部下指導や同僚との関係を最良のものにするだけでなく、経営層の要求する新テーマを創造するための具体的な方法を身につけて下さい。
概要
日時 | 2016年 12月15日(木) 13:00~17:00 |
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会場 | 企業研究会 セミナールーム(東京・麹町) |
受講料 | 会員:34,560円(本体 32,000円)/一般:37,800円(本体 35,000円)(テキスト代、消費税込み) ※公開セミナーに関するお問い合わせやご質問は、「よくあるご質問(FAQ)」をご参照下さい。 ※会員価格適用については「正会員・グループ企業(会員価格適用)一覧」よりお調べいただけます。 ※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。 ※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。 お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。※振込手数料は貴社でご負担願います。 |
主催 | 一般社団法人企業研究会 |
お問い合わせ先 | 公開セミナー事業グループ(TEL 03-5215-3514 ) |
講師
株式会社サポルテ 代表取締役 塚田 康祐氏
高収益企業支援家・弁理士 中村 大介氏
プログラム
<セッション1:>創造的研究所であるための要件
1.経営学の定石を利用した自社経営の歴史を理解・俯瞰する
(1)自社タイプ診断 -コア技術+知財主導か課題解決主導か-
(2)組織学習の視点から研究開発のあり方を分析する
(3)資源ベースの経営理論と研究開発のあり方を分析する
(4)ポジショニングの経営理論と研究開発のあり方を分析する
(5)外部環境に対応した研究開発のあり方を分析する
2.技術経営のあり方に沿ったビジョンと人材像
(1)4ステップを理解する:環境変化-ビジョン-人材像-人材育成
(2)環境変化とビジョン策定
(3)ビジョン策定と人材像策定
3.「技術の目利き」人材の要件
(1)ビジネスの推論と技術の推論
(2)技術経営の知識
(3)知財の位置づけと知財マネジメント知識
(4)継続的なコア技術の獲得と高収益化の長い時間軸の理解
担当講師 中村 大介氏
<セッション2>研究開発マネージャーに求められるコーチング実務
1.指導者に求められる役割と責務に応えるために
(1)指導者の役割を考える
(2)自発型研究員を育成に必須の「コーチング」とは
2.現場ですぐに活かせる「コーチング」の基本
(1)研究員の無限の可能性を信じる「コーチングマインド」の重要性
(2)研究員の自らの気づきを促す「傾聴」
(3)研究員の潜在能力を引き出す「質問」
(4)研究員の強みを活かし、モチベーションを上げる「承認」
3.現場実践に向けて「コーチング」を体感する
(1)テーマ創出と研究開発を後押しする「GROW」モデルとは
(2)GROWモデルの実演<講師によるデモンストレーション>
(3)GROWモデルの実戦練習<受講者同士でのコーチング>
4.アクションプランの作成
<ワーク> 「指導者として自発的若手育成に向けて具体的な行動を決める」
5.まとめ
担当講師 塚田 康祐氏
会場アクセス
- 一般社団法人企業研究会
セミナールーム
東京都千代田区麹町5丁目7−2
TEL03-5215-3514 - セミナー会場案内図