事業を強くするためのテーマ・結果としての知財2

こんにちは、JOSUIの中村です。

新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第82回です。

前回、「研究開発テーマには4つの視点が必要」と書きました。

1)顧客の視点

2)サプライヤーの視点

3)競合の視点

4)サプライチェーンの視点

です。

前回、1)顧客の視点を書いたので、今日は2)サプライヤーの視点で書きたいと思います。

「サプライヤーの視点」と言ってもわかりにくいかもしれませんが、要は「高いものを買わなくても済むようにしよう」ということです。
高いものを買ってビジネスにすると、必ず収益が下がります。
関わっている製品で、サプライヤーが1社か2社しか無い部品は無いでしょうか?
そういう部品は、必ず高いです。
それがキー部品であるとさらに痛いです。
例えばPCがあります。
「インテル入ってる」と謳わされているPCメーカーで、事業が続けられているでしょうか?
しかし、PC事業をやる以上は、インテルのものを買わざるを得ない。
理由は互換性です。
キー中のキーであるMPUを握られているため、価格が高くてもそれを買わざるを得ない。
そのため、PCメーカーはセットメーカーの地位にありながら、価格主導権がありません。
そうなると、ポイントは、MPU以外の人件費勝負です。
日本の会社が事業を継続できなくなった理由はそこにあります。
少し話が逸れてしまいました。話をサプライヤーの視点の話に戻しましょう。
サプライヤーは、必ず、セットメーカーやユーザーの付加価値を取り込もうとします。
その部分を取られないようにすることが大切です。
研究開発者向けの示唆は以下の様なものです。
・自分の分野(セットもの)だけでなく、

・サプライヤーの分野(セットの場合、パーツ)も横断的に見ること

これらをなくして「ビジネスに役立つ」(高収益になる)テーマは出せません。

 

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