コア技術の棚卸とテーマ検討会運営のコンサルティング

コア技術の棚卸とテーマ検討会運営のコンサルティング

コア技術棚卸しの目的はテーマ創出

この「技術の棚卸し」なのですが、どうしても「棚卸しを実施してみたがうまくいかない」という感想をお聞きします。コレに対する私の答えは簡単で、「それはそうです、棚卸しは目的ではないのですから」です。「棚卸しのための棚卸し」では意味がないんですよね。

それこそ、棚卸しの粒度や言い方など、細かい部分が問題になります。企画部門の依頼でデータを出して企画部門でまとめた、だけに終わりがちです。

目的が何なのか?によって技術の棚卸しの方法も内容も異なります。テーマの創出に的を絞って考えれば、技術の棚卸しもどの程度やればよいかが分かります。テーマの創出であれば、「どんなテーマがほしいか?」を考えることが重要です。テーマには大きく分けて二種類あります。

  ①既存事業の次を支える研究開発テーマ
  ②新規事業テーマ

そして、これら2つは、アプローチも異なるのです。どういうことかと言えば、入れるべき情報も違うし、分析の方法も違うということです。テーマを創出するということは、計画を作ることです。計画には、計画を裏付ける情報があるはずです。

計画は最初は仮説なのです。そして、裏付け作業は調査です。つまり、テーマ創出とは、仮説に基づいた調査なのです。こうした前提がないまま「技術の棚卸し」を実施しても望ましい効果を産みません。「何のために棚卸しをしているのか?」という話になります。調査が先になり、「仮説はどこだ?」という話になります。

それで、冒頭のような話になるんですね。

まずは目的をハッキリさせましょう。そして、目的に応じた活動をデザインしましょう。

コア技術の棚卸しとテーマ検討の概要

研究開発テーマの創出には、技術とビジネスの総合能力が問われます。長期テーマが欲しいか、短期テーマが欲しいかによりアプローチを変える必要がありますし、コア技術ベースのテーマ創出で得られるテーマはどのようなものかに関する理解が必要です。

このコンサルティングは、

  ①「コア技術の棚卸しによって得られるものはなにか?
  ②どうすれば良いテーマが出るか?
  ③将来の基盤技術の獲得計画を合理的な予想にしたい

などの研究企画部門の疑問に対して解を提供しつつ、社内・研究開発部門の精鋭を巻き込んで実際にテーマ創出をするための活動です。

フォーキャストでなく、適宜バックキャストのアプローチを取り入れて要望に応じたテーマ創出の思考方法を実践していきます。フォーキャスト、バックキャストの具体的な方法・具体的な情報に触れて、思考方法の習得と同時に結果を生み出します。プロセスではなく、結果重視のテーマ創出活動です。

プログラムの特徴

特徴①技術の棚卸し活動に基づくテーマの創出

技術の棚卸し活動をしても、テーマ創出にはつながらない事が多々あります。これは目的がぶれているために起こることです。このようなことを防止するために、テーマ検討を行う場合には、目的と手段を明確にしていきます。例えば、「現在の基盤事業を守る次世代の差別化軸の探索・獲得」「既存事業の基盤技術の変化を予想して適切な対応を探る」「粗利が◯◯円規模程度の事業が◯◯年までに必要」などの目標を立てることが出来ます。

経営目標や研究開発部門に求められることは、いわゆる「エイヤ」で決められることが多いのですが、研究開発部門の目標と目標実現手段をエイヤで決めては行けません

どのような目標や目標実現手段が取りうるか、ご相談になりたい場合は、下の問い合わせ欄からお気軽にご相談ください。

特徴②本質的なコア技術の棚卸し

テーマ創出において、コア技術の棚卸しはエクセル作成ではありませんIMG_0511-360-270
テーマ創出者が技術を理解することです。
理解することで類推能力や調査能力が飛躍的に高まり、テーマ創出力が向上します。
このプログラムでは、最初に理解の実践を行います。

特徴③バックキャストとフォーキャスト

バックキャストは公知情報に基いて中ー短期テーマを立案する方法です。

公知性の高い情報からいかに公知性の低い情報を創出するか、コア技術の利用可能性/優位性をいかに出していくかが問われます。
フォーキャストはコア技術の関連分野からテーマを創出するアプローチです。
公知性が低く競争が激しくない領域を選択する手法により、コア技術の適用分野を探ります。
このコンサルティングでは、適宜バックキャストとフォーキャストを使い分けながらテーマ検討をするように進めます。IMG_0509 2-1440-400

特徴④技術経営能力の育成

研究開発テーマの検討をする上で必要な思考方法、行動様式、調査能力を講義します。
・技術経営の基礎理論
・競争戦略とコア技術の関係整理
・テーマに求められる要件整理
・知財マネジメント
・知財レベルの引き上げ演習
・テーマ企画方法演習

特徴⑤知財の徹底的強化

知財をテーマ企画段階でいかに仕込んでおくかが重要です。IMG_0513 2-360-270
研究企画段階での知財調査、知財起点発想、知財出願計画をすることによりテーマを強化します。
また、高収益を実現するための網羅的な参入障壁の構築の視点が必要です。
それにより新たなコア技術の獲得につながることを理解し、優良なR&Dサイクルを回します。

進め方

ステップ1:技術の洗い出し

技術の洗い出しは、エクセル作成です。どのような技術が足元にあるのかを明確にするステップになります。このフェーズは、大企業では普通に実施されているものですが、社内で実施することを強く推奨します。どのような技術があるのかを、研究開発部門、生産部門、品質管理部門と部門ごとに整理していきます。

留意点:技術は代々継承されていく必要がありますが、この方法では一覧表(エクセル)を継承された新任担当者が社内技術を把握できないという致命的な欠点があります。ただし、何もしていない状態から進めるに際して一覧表の作成は必ず必要となります。

ステップ2:研究計画が必要な事業分野の特定と技術のひも付け

一覧作成が済んでいれば、研究計画の策定が必要な事業分野を特定します。事業分野ごとに使われている技術を明確にした上で、プロジェクトメンバーで技術を理解します。研究計画策定が必要な事業分野の特定は事業ごとに行い、①事業は維持できるか?②事業を維持するためにはどのような技術が必要か?③その理由はなにか?を概括的に把握することにより行います。

留意点:プロジェクトメンバーでの技術理解をすすめることは極めて重要です。あるいは、技術を理解したメンバーでプロジェクトを進めることは極めて重要です。

ステップ3:仮説の構築と検証

事業分野と関連技術を特定する際に、①事業にはどのような変化が予想されるか?②事業を維持するためにはどのような技術が必要か?③その理由は何か?の仮説がざっとできていますが、まだまだ概説的で仮説とは言えません。このフェーズでは精緻な仮説づくりをしていきます。その上で、仮説を説明するための網羅的な調査を行い、仮説の修正を行っていきます。上記により、どんな技術を研究開発していけばよいのかの検証ができています。

主要論点
①事業にはどのような変化が予想される?
②事業を維持するためにはどのような技術が必要か?
③その理由は何か?

ステップ4:検証済みの仮説に基づくソーシング計画

技術の調達計画を策定します。オープイノベーションが当然となり、研究委託することも当たり前になっている中で、どの技術は社内で実施し、どの技術は外部に委託することにするのか、その技術的な成果をどのように刈り取るのかを計画していきます。

ご準備頂きたいもの、進め方

ご準備頂きたいものは、参加する方々の時間とやる気です。斜に構えずに業務として取り組んでいただきたいと思います。
対象 中堅社員以上
人数 6名程度
期間 4ヶ月〜

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